同じ価値観を持つ人々が集い、熱狂的な盛り上がりを見せる音楽フェスやスポーツイベント。あの感動と興奮は、実際に参加・体験してみないと伝わらないですよね。
一方で野外イベントは、都市部から少し離れた、自然に囲まれたロケーションで行われることが多く、キャンプや釣りのようなアウトドア・アクティビティと同様、清澄な空気、緑濃い木々、美しい水に触れることもできます。窮屈な日常から開放され、ゆったり、のびのびとした自分時間を満喫――それが、野外イベントのもうひとつの楽しさ・魅力と言えるのではないでしょうか
今回は都市部からおよそ120kmほどの距離にある、キャンプ場も近い湖畔エリアで開催される「音楽フェス」にスポットを当てて、あなたの有意義なオフタイムをもっと快適にする方法をご紹介しましょう。
野外で行われる音楽フェスの大きな魅力は、ホールやライブハウスの公演では味わえない、刻々と変わる日差し、雲の流れ、きまぐれに吹く風や匂い立つような草や土の香りといった、野外ならではの雰囲気に包まれながら、ミュージシャンとオーディエンスが開放感を共有し、一体となって盛り上がれることでしょう。
しかし、こういった野外で行われるフェスはまさに自然が相手。だからいつもいい天気で行われるわけでなく、時には突然のゲリラ豪雨に見舞われたり、予想以上の暑さだったり寒さだったりと、一瞬で音楽を楽しむどころではなくなってしまった、という話もよく聞きます。
そんな事態になった場合はもちろん、たとえ天候に恵まれていたとしても、野外でのフェスは上手にクルマを使うことで、より快適に楽しむことが出来るんです。
豊かな自然に囲まれているということは、会場の周囲に、ちょっと休めるカフェや、コンビニさえ無い場合があるということ。
そんなロケーションの中で快適に過ごすために、慣れた人は、待機スペースや宿泊のためのテントを張ったりするわけですが、スペースは制限されますし、キャンプ経験のない人にとってはテント設営もハードルの高い作業になります。しかもテントは基本的に冷暖房はナシ、天候によっては意外と体力を消耗してしまうことに…。
そこで注目したいのが「クルマをベースにする」という方法です。一番の魅力は、駐車スペースさえ確保すれば、テントを設置する手間が不要なこと。着替えやタオル、雨具などの荷物も持ち歩く必要もなくなり、行動の自由度もUP!しかも、好きな食べ物や飲み物をストックしておけて、冷暖房も完備なので、休憩時などにおける快適性は抜群。天候の急変も心配無用。もちろんスマホの充電もできます。
椅子やアウトドアグッズを積んでおけば、ちょっとしたキャンプ気分も楽しめるし、待ち時間には周りを気にせず車内のオーディオで好きな音楽を楽しんだってOK。これらのメリットを活かせば、クルマのサイズや一緒に行く人数、参戦する日程によっては、単にベースとするだけでなく車中泊という選択肢だって充分にアリでしょう。
クルマを使うと、往復の移動が格段に快適になることも知っておきたいところ。まずは、なんといっても、「必ず座れる」ということ。フェス当日は大混雑するため、電車の場合、始発でも座れないのが当たり前。会場までのシャトルバスも台数が限られているので、1時間近く待たされることも少なくありません。
また、移動時間にもメリットが満載。たとえば、行き帰りの所要時間は、都市部120km圏で通常の道路状況として、のんびり走っても片道2時間といったところ。しかも、移動中に音楽を流して、その日に出演するアーティストの予習・復習ができるので、カラオケ大会で大いに盛り上がれます!フェスのお土産として限定グッズなどを買い込んでも、クルマなら持ち帰りがラクラク。フェス終了後も、帰りの駅で入場規制がある電車とは違い、スッと帰れるのも魅力です。
特にセレナには、高速道路のスムーズな運転をサポートする「プロパイロット」機能が搭載されており、車間距離や車線の中央をキープしてくれますので、長距離ドライブでも安心して走ることができますよ。
もちろん、コストパフォーマンスも見逃せません。実質的にかかる移動費用(※家庭で充電した場合)は、片道4000円程度の高速料金と現地の駐車場代くらい。駐車料金は会場によって幅があるでしょうが、往復のコストは高く見積もって約1万〜1万5千円という計算になります。
つまり、3人で行った場合、一人当たり約4000〜5000円。ETCや深夜・休日割引を利用することでさらに安くできるでしょう。同じフェスに電車を利用した場合は、(場所にもよりますが)1人往復4000円程度はかかるでしょうし、特急などを利用するとさらに運賃ははね上がります。また、行きも帰りも運行の時刻表に合わせた行動が必要なだけでなく、荷物を抱えながら乗り換えもすることに…。フェス当日の混雑が避けられないことを考えると、それだけでテンションが下がってしまうなんてことも?
このように、音楽フェスなどの野外イベントに出かけるときも、しっかりと存在感を発揮してくれるクルマ。移動手段に迷ったら、あなたもぜひ体験してみてください。
※おすすめしている車種には、在庫がない場合がありますのであらかじめご了承ください。