石垣島をエコアイランドに

活躍する電気自動車(前編)

EV(電気自動車)の魅力は、何と言っても環境への優しさです。それは、中古車であってももちろん変わりません。
多くの観光客が訪れる石垣島では、美しい島の維持と、滞在者の利便性向上に向けて、使い勝手が良く、経済性抜群の中古EVが大活躍しています。

石垣島をエコアイランドに

沖縄本島から南西へ約400kmの透明感あふれる海に浮かぶ八重山諸島。その中で、商業や観光の中心地である石垣島には、美しい南国の大自然と都市機能が共存し、サンゴ礁に囲まれた日本最南端のリゾートシティとして、年間およそ150万の観光客が訪れています。また、日本の代表的な人気のダイビングスポットの一つでもあり、一年中、多くのダイバーが訪れます。
一方で、人口や交通量の増加に伴い、滞在者や市民の利便性の確保と、美しい島の生活・維持の両立が課題となっています。また、地球温暖化の影響により、各地で大規模な自然災害が多発していることから、いざという時の電源確保など、災害に強い安全安心なまちづくりの重要性も高まっています。
そうした中、電動スクーターのシェアリングサービス(=GO SHARE)を通じて、島のエコアイランド化に取り組んでいるのが、株式会社e-SHARE石垣外部リンク(高橋良幸代表取締役社長)です。

  • 「e-SHARE石垣では、この島の魅力あふれる自然に配慮しつつ、国内外から訪れるお客さまに快適な観光を楽しんでいただけるよう、電動スクーターを約200台保有し、貸し出しを行っております。
    充電ステーションは、島内6か所に設置しており、そのうち2か所は太陽光発電で運用しています。」(高橋良幸社長)

  • バッテリー交換は、各所の充電ステーションで24時間いつでも可能です。交換作業も最短わずか6秒で完了。スクーター本体からバッテリーを外し、充電ステーションの空いている部分に押し込むと、充電済みの別のバッテリーが自動的にポップアップされます。あとは、それを取り出して車体にセットするだけです。また、このスクーターには、センサーがタイヤの空気圧を測定して表示するなど、様々なデジタル技術やIoT(モノのインターネット)技術も搭載されています。

  • エコと利便性、そして安全・安心の見える化などにより、地域や観光客に愛される会社を目指しているe-SHARE石垣。その事業は、単に電動スクーターをレンタルすることだけではありません。
    「私たちの事業の軸は、 “電動モビリティ” 、“再生可能エネルギー” 、“IoT(モノのインターネット)”
    ―この3つを使って、環境価値、経済価値、社会価値を高めていくことです。
    電動スクーターのシェアリングサービスを足がかりに、再生可能エネルギーをどんどん世の中に増やしていき、それを使って電動モビリティを増やしていくことを目指しています。

「実は、太陽光発電の充電ステーションでは、日産『リーフ』の中古バッテリーを蓄電池として活用することで、循環型再エネシステムを確立しています。」(高橋良幸社長)

電動モビリティへの想いを石垣市や日産と共有しながら、e-SHARE石垣のエコアイランド化への挑戦はこれからも続きます。

e-NV200の活用でさらなるお客さま満足を

  • 環境への配慮とお客様の利便性を同時に追求するe-SHARE石垣では、EVを活用した『空港送迎サービス』も提供しています。

    「日産の『e-NV200』を中古で4台導入しました。7人乗りワゴンなので、パッケージツアーのお客さまにも対応できます。この店舗と空港の往復に利用するのがメインなので、高価な新車である必要がありません。ランニングコストのほうが重要です。そして何より、私たちは “電気”へのこだわりがありますので、たくさん乗れる中古のEVとして『e-NV200』を選択しました。」(高橋良幸社長)

  • 「こまめに充電しながら繰り返し送迎できるEVは本当に使い勝手が良く、大変満足しています。また、EVをどんどん世の中に走らせることで再エネの拡大につなげたいという思いを実現するために、中古のEVがその近道になるのでは、と考えました。」(高橋良幸社長)

  • 『e-NV200』は、環境への優しさに加え、EVならではの滑らかな走りが特徴です。
    高橋社長いわく、最初はEVだと気づいていないお客さまも、動き出した瞬間、その圧倒的静かさと力強い加速感に、「(スクーターだけでなく)これも電気なんですね」と驚かれるのだとか。

  • ちなみに『e-NV200』には、家庭用と同じコンセントが2か所あるので、お客さまが希望すれば、最大で2個同時に電気製品を使用できます。
    実際、コンセントの活用例として、石垣島にはキッチンカーが多く、e-SHARE石垣の『e-NV200』を横付けして電気を供給するサービスも行っているとのこと。沖縄県最大規模の石垣島キャンプイベントにも、2台の『e-NV200』が貸し出されました。

  • 『e-NV200』の電源は、e-SHARE石垣の敷地内でも活用されています。たとえば、電動バイク用ヘルメットのクリーニング。通常の殺菌消毒などに加え、『e-NV200』の広い荷室でオゾン脱臭を行い、毎日たくさんのお客さまが使われるレンタル用具を清潔に保っています。

災害時の緊急電力としても貢献

電動モビリティの拡大を目指すe-SHARE石垣は、石垣市と「災害協定」を結んでいます。たとえば台風で停電が発生したときには、避難場所まで電気スクーターとe-NV200が運ばれ、太陽光パネルを設置した充電ステーションとともに“緊急電力”として活躍します。
「電気モビリティの事業を通じて、これからも、石垣市の目指す、 “安全安心な観光地づくり”に貢献していきたいですね。」(高橋良幸社長)

EVや再生可能エネルギーの普及によって、美しい石垣島が、災害時にも強いエコアイランドに発展していく日も、そう遠くないかも知れません。

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